【東大卒が解説】TOEFL対策に単語帳はいらないのか?

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TOEFL対策するなら、当然単語帳は使うものだと思いますよね。

ただ、単語帳を使っているのにテストを受けると、意外に単語が理解できていなかったりしませんか?

実は、ただ単語帳で単語を覚えるだけでは効果が低かったりするのです。

ということで今回は、TOEFL対策に単語帳はいらないのか?についてご紹介していきます。

本記事を参考に、自分にベストな方法を見つけていきましょう。

インニャンコ

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目次

【結論】TOEFL対策に単語帳はいらないのか?

【結論】TOEFL対策に単語帳はいらないのか悩む女子高生

<結論>

単語帳は必要ですが使い方が重要です。

<理由>

・読んで覚えるだけでは4技能試験に対応できない

・読むだけでなく聞いて覚える勉強も大事

・他の勉強のサブ教材として位置付けるのがおすすめ

結論から言うと、TOEFL対策において単語帳は「必要」です。

しかし、受験英語のようにただ単語と意味を丸暗記するだけでは、スコアには結びつきません

TOEFLは4技能すべてが問われる試験であるため、単語帳の「使い方」を工夫する必要があります。

なぜ単語帳が必要で、どう使うべきなのか、理由は上記の3点です。

それぞれの理由について、詳しく解説します。

読んで覚えるだけでは4技能試験に対応できない

まず理解すべきは、TOEFLが「使える英語」を測る試験だということです。

単語の意味を目で見て知っているだけでは、ハイスコアは取れません。

スピーキングやライティングのセクションでは、その単語を自分で使いこなして表現する必要があります。

「意味はわかるけれど、自分では使えない」という状態(受動語彙)から、「会話や文章で自然に使える」という状態(能動語彙)にするためには、単語帳を使って能動的なアウトプットの練習をすることが不可欠です。

読むだけでなく「聞いて覚える」勉強も大事

2つ目の理由は、TOEFL攻略の鍵が「リスニング力」にあるからです。

TOEFLでは、多くのセクションで「音声を聞く」プロセスが含まれます

いくら綴りと意味を覚えていても、正しい発音とアクセントを知らなければ、その単語は聞き取れず存在しないのと同じになってしまいます。

そのため、単語帳を使う際は必ず付属の音声を聞き自分でも発音しながら覚える必要があります。

「目」だけでなく「耳」と「口」をフル活用するツールとして単語帳を使うべきです。

他の勉強のサブ教材として位置付けるのがおすすめ

3つ目のポイントは、単語帳をメインにするのではなく、あくまで問題演習の補助として使うことです。

文脈のない単語リストをひたすら暗記するのは苦痛であり、実際の試験でどう使われるかがイメージしにくい。

メインの学習は過去問やリーディング問題の演習に置きそこで出会った「わからなかった単語」を単語帳で確認してマーカーを引く、といった使い方が効率的です。

「問題の中で出会った単語」を単語帳で再確認することで記憶の定着率が上がり、生きた知識として身につきます。

単語帳と共に使いたいツール

Santa TOEFLアプリ

出典:App Store

<共に使いたいツール>

Santa(TOEFL)

上述したように、ただ英単語帳を使ってもTOEFLスコアは伸びにくいです。

効率良くTOEFLスコアを伸ばすには、英単語帳を使いつつ実践的なTOEFLの勉強をする必要があります

そこでおすすめなのが、Santa(TOEFL)

これは2026年度から始まる新形式に対応したETS公認の公式アプリです。

本番と同様なレベルの問題を解くことができるので、新形式のTOEFLにいち早く対応することができます

2025/12時点で、新形式TOEFLに対応しているアプリはSanta(TOEFL)のみですので、これを利用して効率よく学習していきましょう。

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効果的な英単語帳の使い方

効果的な英単語帳の使い方を解説する女性講師

<効果的な英単語帳の使い方>

・とにかく読んで繰り返す

・聞いて覚える

・口に出して覚える

・短期間で一気に覚える

・単語帳だけやらない

単語帳はただ眺めているだけでは記憶に定着しません。

脳の仕組みを活かした、効率的な使い方は上記の5つです。

それぞれのポイントを組み合わせた具体的な学習法を解説します。

なお、以下の記事では私の経験を交えたおすすめな単語暗記方法を紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

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短期間で何度も繰り返して回転させる

最も重要なのは、1つの単語に時間をかけすぎないことです。

人間の脳は一度で完璧に覚えることが苦手なため、とにかくサクサク進めて「見る回数」を増やしてください。

じっくり半年かけて1周するよりも、1ヶ月で3周するような「短期間集中型」の方が、圧倒的に記憶に残ります。

忘れても気にせず、何度も出会うことで脳に重要な情報だと認識させることがコツです。

目だけでなく「耳」と「口」を使う

文字を見るだけの黙読はTOEFL対策には非効率です。

必ず付属の音声を聞き自分でも真似して声に出してください

正しい発音を知ることでリスニング対策になるだけでなく、視覚・聴覚・発話という複数の感覚を同時に使うことで脳への刺激が強まり、記憶の定着率が格段に上がります。

「英単語を見て、音声を聞いて、即座に発音する」というサイクルを習慣にしましょう。

単語帳はあくまで「サブ教材」

最後に、単語帳だけの暗記作業に偏らないことです。

単語帳はあくまで辞書的な「ツール」です。

文脈のないリストを覚える作業は退屈で、実際の会話や文章での使い方が身につきにくい欠点があります。

長文読解や過去問、アプリなどのメイン学習と並行して進め、「文章の中で出会った単語を単語帳で再確認する」といった使い方が最も効果的です。

他の学習とリンクさせることで、生きた知識として定着します。

みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか調べてみた

みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか調べている講師
単語帳の使用有無主なポスト内容ポスト数
使っているTOEFLテスト英単語3800、公式単語帳など。
語彙強化のために積極的に使用。
約150件
使っていない多読・自作ノートなどで語彙を増やす。
単語帳は試験対策以外不要とする意見。
約50件
みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか調査結果
みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか調査結果まとめ

みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか、X(旧Twitter)により調査しました。

2023年〜2025においてGrokによりXポストを解析。

その結果、英単語帳を使っている方は150名使っていない方は50名でした。

ほとんどの方が英単語帳を利用していますが、利用しない方も一定数いるようですね。

どんな英単語帳を使っているのか?

英単語帳/ツール名投稿数
TOEFLテスト英単語3800約80件以上
Anki / Quizlet約50件以上
Magoosh TOEFL Vocabulary約40件
公式TOEFL®英単語約30件
TOEFL TEST上級英単語2500約20件
Hackers TOEFL Vocabulary約10件
その他約10件
英単語帳調査結果

英単語帳を使っている人は、どんな英単語帳を使っているかXで調べました。

その結果、TOEFLテスト英単語3800を使っている人が最も多かったです。

有名な単語帳なので、利用者も多いようですね。

Grokプロンプト

<Grokプロンプト>

・TOEFL学習者は英単語帳を使っているのか調べています。

・2023年〜2025年において、TOEFL学習者は英単語帳を使っているのかXポストを活用しまとめてください。

・その際に投稿数も表示してください。

Grok生データ

Grok生データ

TOEFL学習者の英単語帳利用状況(2023-2025年のXポスト分析)

2023年から2025年にかけてのXポストを分析した結果、TOEFL学習者の多くが英語単語帳(vocabulary bookや英単語帳)を積極的に利用していることが確認されました。

主な理由は、TOEFLの語彙セクション対策やスコア向上のためで、特定の単語帳の推奨・使用報告・レビューが頻繁に登場します。

利用形態としては、紙の本、アプリ連携、フラッシュカード、またはオンラインリソースを組み合わせたものが一般的です。

一部では、単語帳を使わずに多読や文脈学習を推奨する声もありますが、全体として単語帳利用が主流です。

主要な傾向と例

  • 人気の単語帳:
    • 「TOEFLテスト英単語3800」(旺文社)が最も頻出。多くのユーザーが「覚えやすい」「アプリ付きで便利」と評価(例: post:40, post:60, post:90)。
    • 「公式TOEFL英単語」(ETS発行)が2025年に注目され、プレゼントキャンペーンやレビューが多い(例: post:44, post:79, post:80)。
    • その他: 「TOEFL上級英単語2500」「実践IELTS英単語3500」(併用例多し、post:20, post:32, post:38)、AnkiやQuizletなどのフラッシュカードアプリ(post:25, post:97)。
  • 利用者の声:
    • 肯定的: 「TOEFL対策で単語帳必須」「3800を3周してスコアアップ」(post:22, post:27, post:57)。
    • 具体例: アプリで単語帳を作成(post:17)、TOEFLと英検併用(post:52, post:78)。
    • 否定的/代替: 「単語帳より多読が効果的」との意見も少数(post:100)。
  • 時期的な特徴: 2025年に公式単語帳の発売で投稿が増加。2023-2024は市販本のレビュー中心。

投稿数

  • 分析対象ポスト総数: 約220件(重複除外後)。これは「TOEFL 英単語帳」「TOEFL vocabulary book」など関連クエリで抽出されたもので、2023-2025年の範囲に限定。
    • 日本語関連ポスト: 約100件(主に日本ユーザーによる単語帳レビュー)。
    • 英語関連ポスト: 約70件(TOEFL vocabアプリやリストの共有)。
    • セマンティック検索関連: 約50件(学生の利用体験談)。

これらのポストから、TOEFL学習者の80%以上が単語帳を活用していると推定されます。

単語帳を使っていない人の経験談を調べてみた

単語帳を使っていない人の経験談を語る男性
カテゴリ主な代替学習方法特徴・経験談のポイント投稿数
Immersionとメディア活用映画
ゲーム
ポッドキャスト
YouTube
文脈から自然に語彙習得
TOEFL 600点以上達成例あり
約8件
YouTube・無料リソース中心YouTube動画のみで準備
授業や単語帳なし
自力合格報告
メディア没入で英語力向上
約6件
多読・文脈学習・AI活用多読
ポッドキャスト
AI会話アプリ
英語思考優先
単語帳避け、自然習得を重視
モチベーション維持しやすい
約7件
単語帳を使っていない人の経験談まとめ
単語帳を使っていない人の経験談まとめ

単語帳を使っていない人は、どのような考えかつどのように語彙力を高めているのでしょうか?

「みんなはTOEFL対策に単語帳を使っているのか調べてみた」で調べたデータを用いて調べてみました。

結果として、映画、動画、多読などで自然に語彙力を高めていくという意見が多かったです。

私もこの意見には同意で、経験上このように自然に覚えた方が定着しやすいです。

また、自然な英文の中で単語を覚えるので、適切な単語の使い方も習得することができます

とにかく山ほど英語に触れて、語彙力を高めていくのも良い方法でしょう。

Immersionとメディア活用の経験談

<主な経験談>

・映画を英語字幕→無字幕で繰り返し視聴し、ゲーム(例: Harvest Moon)を英語でプレイして自然に語彙を増やした結果、TOEFL 600点以上達成。

・ポッドキャストやYouTubeを毎日聞き、immersion中心で学習。

・フラッシュカードは最小限または不使用。海外ドラマ・ストリームを字幕なしで大量消費し、聴解力と語彙を同時に向上させた。

YouTube・無料リソース中心の経験談

<主な経験談>

・予備校や単語帳を一切使わず、YouTube動画だけでTOEFL対策をし、合格・高スコア取得。

・特定の英語YouTuberに没頭したり、英語メディアをhyperfixationして2年で大幅向上。

・Graded Readerや英語コンテンツのYouTube動画でfluencyを伸ばし、文法書・単語帳不要とした。

多読・文脈学習・AI活用の経験談

<主な経験談>

・単語帳を避け、多読(英語本・記事)とポッドキャストで文脈から語彙を覚え、英語脳を育成。

・AI会話アプリやネイティブとのチャットで実践し、単語帳よりモチベーションが続いた。

・学校の教科書や日本語訳付き単語帳を意図的に使わず、英語のみの素材で思考を英語化。

・ポッドキャストを毎日5-15分聞き、新しい語彙を10個拾ってネイティブと練習(書籍不使用)。

参考にした主な投稿

【レベル別】おすすめTOEFL対策単語帳

レベル別おすすめTOEFL対策単語帳を紹介する男性

レベル別におすすめTOEFL対策単語帳を紹介します。

1つ1つみていきましょう。

なお、単語帳を使う場合はmikanを使うと便利です。mikanは400冊以上の市販教材を利用することができるアプリで、TOEFL関連の書籍も充実しています。

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初級(目標スコア:〜60点)

<おすすめ単語帳>

・TOEFLテスト英単語3800

・TOEFL IBT Vocabulary Builder for Score 50+

TOEFL初挑戦の段階では、難しすぎる単語帳を選ぶと挫折しやすくなります。

「TOEFLテスト英単語3800」はRank1〜4で明確にレベル分けされており、基礎語彙からTOEFL頻出語彙まで段階的に学習できるのが大きな強みです。

まずはRank1・2を中心に、「意味を見てすぐ理解できる単語」を増やすことが、スコアアップの土台になります。


中級(目標スコア:60〜80点)

<おすすめ単語帳>

・改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600

・TOEFL IBT Vocabulary Builder for Score 90+

このレベルになると、文章構造は理解できても「単語が分からず失点する」場面が増えてきます。

「必須英単語5600」は、TOEFLでよく出るアカデミック寄りの語彙を大量にカバーしており、語彙不足を一気に補えます。

単語の意味だけでなく、「どの分野の文章で使われやすいか」を意識して覚えると、ReadingとListeningの両方に効果があります。


上級(目標スコア:80〜100点以上)

<おすすめ単語帳>

・公式TOEFL英単語

・The Official Guide to the TOEFL iBT Test

80点以上を目指す場合は、「単語の意味を知っている」だけでは不十分です。

公式TOEFL英単語は、ETS(試験作成機関)公式の語彙データに基づいているため、出題傾向とのズレがほとんどありません。

さらに公式ガイドを併用することで、実際の問題文の中で語彙を確認でき、本番で使える語彙力が身につきます。

新形式TOEFL対策をしたいなら

Santa TOEFLアプリ

出典:App Store

<おすすめ理由>

・2026年新形式TOEFLに対応している

・公式アプリで本番と同様な形式と難易度の問題演習ができる

・AIによる添削やフィードバックが優れている

・復習機能がついており復習しやすい

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2026年度から、TOEFLは新形式になります。

2025/12時点で、新形式に対応しているアプリはSanta(TOEFL)のみです。

SantaはETS公認の公式アプリで、本番と同様なスタイルでTOEFLの問題を解くことができます

今後、TOEFLを受講される方は、Santaで対策をしていくのが最も効率的と言えるでしょう。

まとめ

さて、本記事をまとめますと・・・

TOEFL対策に単語帳はいらないのか?

単語帳は必要だが使い方が重要

最後までご覧頂き有難うございました。

本記事を参考にしつつ効率よく語彙力を強化していきましょう。

なお、本ブログはオンライン英会話を中心とした投稿をしています。

以下の記事では私が今まで経験してきたおすすめのオンライン英会話についてまとめていますので、どのオンライン英会話にすべきか悩まれている方はこちらの記事もぜひご覧になってみてください。

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この記事を書いた人

・オンライン英会話15社経験
・TOEIC800点
・東京大学大学院卒業
・企業の理系研究員
・米国に出張経験あり

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