執筆者紹介
当ブログでは、日本で学べる英会話教室ついて紹介しています。
私の詳細なプロフィールについてはこちらになります。
“at all” は基本的に否定文で用いますが、実は肯定文の用法もあるのです。
ということで今回は、at all の肯定文における使い方をご紹介していきます。
at all の肯定文における使い方、否定文における使い方、at allの例文や言い換え表現をまとめていますので、本記事を参考にat allについて学んでいきましょう。
なお、以下の記事では私が今まで経験してきたおすすめのオンライン英会話についてまとめています。
実体験を中心に紹介していますので、どのオンライン英会話にすべきか悩まれている方はこちらの記事もぜひご覧になってみてください。
at all 肯定文における使い方
通常、“at all” は否定文や疑問文で使用されることが多いですが、肯定文でも特定のニュアンスを表すために使われることがあります。
以下はその主な例です。
1. 強調のために使われる
肯定文で “at all” を使うと、通常は「少しでも」「完全に」という意味で、特定の感情や状況を強調します。例えば:
- I’m happy at all to help you.
(喜んでお手伝いしますよ。)- ここでは「全く問題なく」といったニュアンス。
- It’s amazing at all levels.
(あらゆる面で素晴らしいです。)
2. 皮肉や驚きの表現として
文脈によっては皮肉や驚きを示す場合もあります。
- It doesn’t make sense at all, does it? No, it makes perfect sense at all!
(全然意味がわからないよね?いやいや、完全に意味が通るよ!) - He was polite at all times.
(彼はいつでも礼儀正しかった。)
3. フォーマルな表現や文学的な場面で
文学的な表現では、肯定文に “at all” が登場することがあります。これらはやや古風または詩的に響きます。
- Any effort at all will be appreciated.
(どんな努力でも感謝されるでしょう。) - He had no doubts at all about the decision.
(彼はその決定について全く疑いがなかった。)
注意
日常会話では、肯定文で “at all” を使うことは稀で、特別な意図がある場合に限られます。
特に初級〜中級の学習者には、まず否定文や疑問文での使い方をマスターすることをおすすめします。
at all 否定文の使い方
“at all” は、否定文で「全く」「少しも」というニュアンスを加えるために使われます。
否定の意味を強調したり、否定をより完全なものとして伝える役割を果たします。以下で詳しく解説します!
1. 基本的な構造
“at all” は、否定語(例: not, never)を含む文で使われます。通常は文の最後に置かれます。
例文:
- I don’t understand it at all.
(私はそれが全く理解できません。) - She hasn’t eaten anything at all.
(彼女は何も全く食べていません。) - They didn’t help us at all.
(彼らは私たちを全く助けませんでした。)
2. 用法とニュアンス
否定文で “at all” を使うと、その否定をより強くするニュアンスがあります。
強調がない場合:
- I don’t understand it.
(私はそれが理解できません。)
強調がある場合:
- I don’t understand it at all.
(私はそれが全く理解できません。)
→ 「全く理解できない」というニュアンスが強調される。
3. 疑問文での使い方
否定的な答えを期待しているような疑問文でも使われます。
例文:
- Do you know him at all?
(彼のことを少しでも知っていますか?) - Did he help you at all?
(彼は少しでもあなたを助けましたか?)
4. 条件文や仮定文での使い方
「少しでも」「全く」という意味で、否定的な状況を示唆します。
例文:
- If you care at all, you’ll help her.
(少しでも気にしているなら、彼女を助けなさい。) - If it matters at all, please let me know.
(少しでも重要なら、教えてください。)
5. 比較表現との組み合わせ
他の表現と一緒に使うと、否定をさらに強調できます。
例文:
- It doesn’t make sense at all to me.
(私には全く意味が分かりません。) - She’s not interested in it at all.
(彼女はそれに全く興味がありません。)
使い方のポイント
- 位置: 一般的に文の最後に置かれる。
- 文法的特徴: 否定語(not, never, hardly, etc.)がある文で使う。
- ニュアンス: 否定の意味をより強調する役割がある。
if at all 使い方
“if at all” は、英語で「たとえそうだとしても」「仮にそうであるとしても」「少しでも」というニュアンスを持ち、文脈によって異なる意味や使い方を持ちます。
以下に詳しく解説します。
1. 基本の意味とニュアンス
“if at all” は、「もしそうだとしても」「たとえあるとしても」「全くないか、あってもごくわずか」といった可能性の低さやわずかさを示します。
否定的な意味や控えめな言い回しとして使われることが多いです。
2. 使い方のパターン
A. 条件文での使い方
「たとえそうだとしても」という条件を表す際に使われます。
文の途中や最後に置かれることが一般的です。
例文:
- If he comes at all, it will be very late.
(彼が来るとしても、すごく遅くなるだろう。) - We might get some rain, if at all.
(雨が降るとしても、少しだけだろう。)
B. 最小限の可能性や頻度を示す
「ほとんどないが、もしあるとしても」という意味で、何かが起きる可能性が非常に低いことを示します。
例文:
- I rarely see her these days, if at all.
(最近はほとんど彼女に会うことがありません。仮にあるとしても、非常に稀です。) - They offered very little help, if at all.
(彼らはほとんど助けてくれませんでした。たとえあったとしても、ほんのわずかです。)
C. 努力や存在の程度を控えめに表現
「少しでもあるなら」という控えめなニュアンスを加えるために使われます。
例文:
- It will take a long time to make any progress, if at all.
(進展があるとしても、それにはかなりの時間がかかるでしょう。) - There’s little chance of success, if at all.
(成功の可能性はほとんどありません。仮にあるとしても、ごくわずかです。)
3. “if at all” の位置
- 通常、主節の後ろ または 文末 に配置されます。
- 文脈に応じて、条件や強調したい部分に自然に続きます。
4. 日本語でのニュアンスとの違い
“if at all” の日本語訳としては「たとえそうだとしても」「仮にそうであるなら」「少しでも」といった表現が一般的ですが、英語ではもっと控えめなニュアンスや可能性の低さを暗示することが多いです。
at all 例文集
以下に、“at all” を使った例文を30個、シチュエーション別に表形式で整理しました。
それぞれの文に和訳をつけています。
1. 否定文での使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
I don’t like this movie at all. | 私はこの映画が全く好きではありません。 |
She hasn’t eaten anything at all. | 彼女は何も全く食べていません。 |
They didn’t help us at all. | 彼らは私たちを全く助けませんでした。 |
I don’t understand the question at all. | 私はその質問が全く理解できません。 |
He wasn’t interested in it at all. | 彼はそれに全く興味を持っていませんでした。 |
2. 疑問文での使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
Do you know him at all? | 彼のことを少しでも知っていますか? |
Did she mention it at all? | 彼女はそれについて少しでも言及しましたか? |
Have you seen him at all recently? | 最近彼に少しでも会いましたか? |
Does it matter to you at all? | それがあなたにとって少しでも重要ですか? |
Can you hear me at all? | 少しでも私の声が聞こえますか? |
3. 条件文での使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
If you care at all, you should help. | 少しでも気にしているなら助けるべきです。 |
If it matters at all, let me know. | 少しでも重要なら教えてください。 |
If at all possible, let’s meet today. | 少しでも可能なら、今日会いましょう。 |
If they contact us at all, we’ll respond. | もし彼らが少しでも連絡してきたら、対応します。 |
If you feel at all tired, take a break. | 少しでも疲れているなら休んでください。 |
4. 皮肉や強調としての使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
This doesn’t make sense at all! | これは全く意味が分かりません! |
He didn’t help at all, did he? | 彼は全く助けなかったよね? |
She’s not polite at all. | 彼女は全く礼儀正しくありません。 |
That wasn’t funny at all! | それは全然面白くなかった! |
You didn’t care at all, did you? | あなたは全然気にしていなかったよね? |
5. 肯定文での使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
I’m happy at all to help you. | 喜んでお手伝いしますよ。 |
It’s amazing at all levels. | あらゆる面で素晴らしいです。 |
He was polite at all times. | 彼はいつでも礼儀正しかったです。 |
Any effort at all will be appreciated. | 少しでも努力すれば感謝されます。 |
I appreciate your help at all. | 少しでも助けてもらえて感謝しています。 |
6. “if at all” の使用例
英語 | 和訳 |
---|---|
We might hear from him, if at all. | 彼から連絡があるとしても、ごくわずかでしょう。 |
There’s little chance of success, if at all. | 成功の可能性はほとんどありません。仮にあるとしてもごくわずかです。 |
It will take time, if at all. | それには時間がかかります。仮に可能ならば。 |
Progress will be slow, if at all. | 進展は遅いでしょう。仮にあるとしても。 |
He might show up, if at all. | 彼が現れるとしても、可能性は低いでしょう。 |
at all 言い換え表現
言い換え表現 | 例文 | 和訳 |
---|---|---|
in the slightest | I don’t care in the slightest about the result. | 私はその結果を全く気にしていません。 |
in any way | This doesn’t affect me in any way. | これは私に全く影響を与えません。 |
whatsoever | He has no interest in this project whatsoever. | 彼はこのプロジェクトに全く興味がありません。 |
by any means | She wasn’t rude by any means. | 彼女は決して失礼ではありませんでした。 |
even slightly | I didn’t understand the explanation even slightly. | 私はその説明を少しも理解できませんでした。 |
in the least | I wasn’t in the least surprised by the news. | 私はそのニュースに少しも驚きませんでした。 |
not remotely | This isn’t remotely funny. | これは全然面白くありません。 |
in any respect | The plan doesn’t make sense in any respect. | その計画はどの点においても意味がありません。 |
to any degree | I wasn’t offended to any degree by her comment. | 彼女のコメントに全く腹を立てませんでした。 |
not at all | I’m not at all worried about the outcome. | 私は結果を全く心配していません。 |
1. in the slightest
- 意味: 「少しも」「ほんのわずかも」
- ニュアンス: 非常にフォーマルまたは慎重な表現で、否定文でよく使われます。
- 例文:
- I don’t care in the slightest.
(私は少しも気にしません。)
- I don’t care in the slightest.
- 注意点: 「気持ちや感情」を表す場面で使われることが多いです。
2. in any way
- 意味: 「どのような点においても」「全く」
- ニュアンス: 行動や影響について否定する際に使われます。
- 例文:
- This doesn’t affect me in any way.
(これは私に全く影響を与えません。)
- This doesn’t affect me in any way.
- 注意点: 状況全般を否定するようなニュアンスがあります。
3. whatsoever
- 意味: 「全く」「少しも」
- ニュアンス: 否定をより強調するカジュアルかつインパクトのある表現。
- 例文:
- He has no interest in this project whatsoever.
(彼はこのプロジェクトに全く興味がありません。)
- He has no interest in this project whatsoever.
- 注意点: 否定文の後に追加することで強調されます。
4. by any means
- 意味: 「決して」「絶対に」
- ニュアンス: 否定を強調したいときや、可能性を完全に否定したいときに使われます。
- 例文:
- She wasn’t rude by any means.
(彼女は決して失礼ではありませんでした。)
- She wasn’t rude by any means.
- 注意点: 肯定文で「ぜひ」「何としてでも」という意味でも使われるため、文脈に注意が必要です。
5. even slightly
- 意味: 「少しでも」「ほんのわずかでも」
- ニュアンス: 特に否定文で使い、わずかな可能性や程度を否定します。
- 例文:
- I didn’t understand the explanation even slightly.
(私はその説明を少しも理解できませんでした。)
- I didn’t understand the explanation even slightly.
- 注意点: 否定的な意図をさらに明確にしたいときに使います。
6. in the least
- 意味: 「少しも」「ほんの少しも」
- ニュアンス: よりフォーマルで穏やかな表現。
- 例文:
- I wasn’t in the least surprised.
(私は少しも驚きませんでした。)
- I wasn’t in the least surprised.
- 注意点: 「in the slightest」に似ていますが、若干やわらかい響きがあります。
7. not remotely
- 意味: 「全然」「まったく」
- ニュアンス: 主に会話や非フォーマルな場面で使われます。
- 例文:
- This isn’t remotely funny.
(これは全然面白くありません。)
- This isn’t remotely funny.
- 注意点: 比較的新しい表現で、軽い皮肉を込めることもあります。
8. in any respect
- 意味: 「どの点においても」「いかなる点でも」
- ニュアンス: フォーマルな場面で、否定を包括的に強調します。
- 例文:
- The plan doesn’t make sense in any respect.
(その計画はどの点においても意味がありません。)
- The plan doesn’t make sense in any respect.
- 注意点: 論理的な話やビジネスの場で使われることが多いです。
9. to any degree
- 意味: 「少しでも」「ある程度でも」
- ニュアンス: フォーマルな文脈で程度を否定する際に使われます。
- 例文:
- I wasn’t offended to any degree.
(私は全く腹を立てませんでした。)
- I wasn’t offended to any degree.
- 注意点: 数値や程度を表す表現と相性が良いです。
10. not at all
- 意味: 「全く」「少しも」
- ニュアンス: 最も一般的で使いやすい表現。肯定的なニュアンスを含む質問に対しても使えます。
- 例文:
- I’m not at all worried about the outcome.
(私は結果を全く心配していません。)
- I’m not at all worried about the outcome.
- 注意点: 短い返答にも使われ、「いいえ、大丈夫です」という意味で使われることもあります(例: “Not at all!”)。
まとめ
- これらの表現は、状況や文脈に応じて使い分けが可能です。
- “in the slightest” や “whatsoever” はよりカジュアルで感情的な場面に適しています。
- “in any respect” や “to any degree” はフォーマルな文脈に適しています。
- 会話では “not at all” や “not remotely” が軽い表現としてよく使われます。
at all 覚え方
“at all” の覚え方について、効果的な方法を以下にまとめました。
単語のニュアンスや使い方を理解し、実際に使えるようになるためのコツを段階的に説明します。
1. “at all” の基本的なイメージをつかむ
- 意味の核心: 「全く」「少しも」「何であれ」
- 否定を強調する表現が基本。
- 疑問文では「少しでも」といった控えめなニュアンス。
- 具体例:
- I don’t like it at all.(私はそれが全く好きではありません。)
- Do you know him at all?(彼のことを少しでも知っていますか?)
まずはこの核心的な意味を頭に入れましょう。
2. シンプルなフレーズで覚える
短いフレーズを丸ごと覚えて、自然に使えるようにする方法です。
基本フレーズ:
- 否定文:
- I don’t understand at all.(全く理解できません。)
- She didn’t help at all.(彼女は全く助けてくれませんでした。)
- 疑問文:
- Can you help me at all?(少しでも手伝ってくれますか?)
- Do you care at all?(少しでも気にしていますか?)
これらを丸ごと声に出して何度も練習することで、自然に覚えられます。
3. イメージで覚える
「ゼロの状態」をイメージすると、”at all” のニュアンスが頭に入りやすくなります。
- 否定文での “at all”: 何もない、ゼロ
- 例: “I don’t like it at all.” → 完全に好きじゃない。
- 疑問文での “at all”: ほんの少しでもあるか?
- 例: “Do you like it at all?” → 好きな部分が少しでもあるのか?
4. 「比較」して覚える
以下の言い換え表現と比較すると、”at all” のニュアンスがより明確になります。
表現 | 意味 | 違い |
---|---|---|
at all | 全く / 少しでも | 一般的で最も使いやすい表現 |
in the slightest | 少しも | ややフォーマルで強調的な表現 |
whatsoever | 全く / いかなる点でも | 強調が強く、感情的なニュアンスがある |
not remotely | 全く | カジュアルで皮肉っぽいニュアンスがある |
5. 実際に使ってみる
自分の生活に関連する例文を作ると、記憶が定着しやすくなります。
例:
- 否定文
- I don’t understand Japanese grammar at all.
(私は日本語の文法を全く理解していません。) - This doesn’t bother me at all.
(これは私を全く困らせません。)
- I don’t understand Japanese grammar at all.
- 疑問文
- Have you tried this method at all?
(この方法を少しでも試しましたか?) - Do you feel tired at all?
(少しでも疲れていますか?)
- Have you tried this method at all?
6. 練習方法
- 音読: 例文を声に出して読む。
- シャドーイング: 英語の動画や音声で “at all” を含むフレーズを聞いて真似する。
- 書き取り: 自分で否定文・疑問文を作ってみる。
7. 遊び心を持って覚える
単語カードやクイズ形式で楽しく覚えることもおすすめです。
クイズ例:
- “I don’t like spicy food _______.”
- a) at all
- b) in the slightest
- c) not remotely
答え: a) at all
まとめ
- 基本の意味を理解する(否定の強調や疑問文での「少しでも」)。
- シンプルなフレーズで丸ごと覚える。
- 実生活での例文を作って練習する。
- 楽しく反復練習することで、自然に使えるようになります!
なお、not at allについては以下の記事をご覧ください。
英語を話せるようになりたいなら
英会話を勉強する場合、英会話教室、英語コーチング、英語アプリ、参考書、Youtubeなど、沢山の勉強方法がありますよね。
そんな中、私がおすすめしているのが「オンライン英会話」。
特に、ネイティブキャンプ がおすすめです。
ネイティブキャンプは、レッスン受け放題という他社にはないサービスを7,480円/月という価格で提供しているため、コスパが最も良い英会話になります。
講師、教材も充実しているおり、ネイティブキャンプは私の最もおすすめするオンライン英会話となります。
今なら、7日間のレッスン受け放題を無料で体験することができますので、気になる方は無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?
\ ネイティブキャンプ公式ホームページへ /
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
1. 強調のために使われる
2. 皮肉や驚きの表現として
3. フォーマルな表現や文学的な場面で
*日常会話では、肯定文で “at all” を使うことは稀で、特別な意図がある場合に限られる点に注意しましょう。
最後までご覧頂き有難うございました。
なお、外国人の英語に対応するには、実際に英語で会話する練習をするのが最適です。
オンライン英会話は、コストをかけずに外国人と会話する練習をすることができるため、手軽に勉強したい方におすすめになります。
以下の記事では私が今まで経験してきたおすすめのオンライン英会話についてまとめています。
実体験を中心に紹介していますので、どのオンライン英会話にすべきか悩まれている方はこちらの記事もぜひご覧になってみてください。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] あわせて読みたい 【否定文だけじゃない】at all 肯定文における使い方 この記事解決できるお悩み ・肯定文における使い方を教えて ・否定文での使い方が気になる ・at all の例文が […]