ネイティブキャンプの発音教材の効果を検証してみた

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インニャンコのプロフィール
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には4種類の発音を学べる教材があります。

しかし、これらの学習効果はどのくらいなのでしょうか??

これらの教材の効果を調べるため、実際にレッスンを受けて検証してみました。

教材による学習効果に加えて、講師による効果の違いについても検証しましたので、ネイティブキャンプで発音の勉強をしようと考えている方は参考にしてみてください。

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目次

発音教材の効果を検証してみた

には、発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –実践発音の4種類があります。

*なお、「イギリス英語発音」の教材もあるのですが、今回はアメリカ英語の話をしていきますので、「イギリス英語発音」は割愛します。

これらの教材の内容や学習効果について検証してみました。

結論:「実践発音」がもっとも効果が高いです

・総合的に発音の練習ができる

・英文をたくさん読める

・タイムトライアルやシャドーイングもできる

今回の4種類の教材を比較検討した結論としては、「実践発音」がもっとも発音の学習効果が高いと判断しました。

それは、「総合的に発音の練習ができる」「英文をたくさん読める」「タイムトライアルやシャドーイングもできる」の3つが理由となります。

それでは、各教材を検証した結果を1つ1つみていきましょう。

4種類の教材について

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教材難易度学べることレッスン概要
発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –初級母音と子音の正しい発音を学ぶ単語や短い英文を繰り返す
発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –初級アクセントや発音を学ぶ単語や短い英文を繰り返す
発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –中級実践で通用する発音を学ぶ英文の音読
ポイントの確認
実践発音中級実践で通用する発音を学ぶ英文の音読
ポイントの確認
4種類の教材の特徴

ネイティブキャンプにある発音教材の特徴についてまとめました。

レベルとしては、「発音トレーニング 基礎」<「発音トレーニング 発展」<「発音トレーニング 実践」<「実践発音」の順番です。

「発音トレーニング 基礎」は子音、母音、類似音の発音を学ぶため、単語や短い英文を繰り返すというレッスンになります。

「発音トレーニング 発展」は、アクセント、リンキング、イントネーション、音の脱落、Tの音変化、短縮表現についうて学びます。

「発音トレーニング 実践」は、「発音トレーニング 発展」で学んだことを交えつつシャドーイングもカリキュラムに追加されています。

「実践発音」は、英文を音読し総合的な発音力を鍛えていきます。

4つの教材についての検証結果

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教材効果
発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –
発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –
発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –
実践発音
4つの教材についての検証結果

4つの教材についてにおける発音の学習効果について検証した結果、もっとも学習効果が高いと判断したので「実践発音」でした。

次に効果が高いのは「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」、イマイチ効果が高くない判断したのは残りの2つの教材になります。

それぞれを検証した結果についてみていきましょう。

発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –

「発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 -」は、子音、母音、類似音に焦点を当てて発音の練習をする教材です。

例えば、子音のレッスン1は「s」の発音の練習で、sandwich、sauseなどの英単語を「s」の発音に気をつけながら練習します。

1つ1つの発音勉強は身になるのですが、英語の発音は文章を読んで初めて正しい発音が身につきますので、単語のみにスポットを当てて繰り返す練習を行うのはあまり効率的ではないです。

また、子音と母音のレッスンだけで50レッスンありますので、50レッスンを終えた段階になると最初の発音については忘れている可能性が高いです。

この教材については、1つ1つ順番にレッスンをこなしていくのではなく、苦手な発音のみピックアップして受講するのが効果的でしょう。

発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –

「発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 -」はアクセント、リンキング、イントネーション、音の脱落、Tの音変化、短縮表現について学びます。

こちらの教材も「発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 -」と同様に、単語の繰り返しが多いので効果が低いです。

この教材で学ぶ6つの項目はいずれも重要なのですが、1つ1つを学ぶのではなく英文を読みながら少しづつ覚えていく方が効果的と言えます。

この教材についても、順番にレッスンをこなすのではなく、苦手な項目のみピックアップして受講するのが効果的となります。

発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –

「発音トレーニング 実践」は、「発音トレーニング 発展」で学んだことを英文を通じて復習していくプログラムです。

英文を音読しながら総合的に発音を学んでいくため、効果的に発音を勉強していくことができます。

例えば、レッスン1では、2行の英文において子音として「book」、母音として「daughter」、類似音として「think」、アクセントとして「appreciate」、リンキングとして「have a」、

イントネーションとして「I would really appreciate your help.」、音の脱落として「help」、Tの変化として「little」、短縮表現として「don’t know」を学びました。

わずか2行の英文のこの9つの発音を学ぶことができますので、とても効率の良い教材だと思いました。

この教材があれば、「発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 -」と「発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 -」は受講しなくて良いでしょう。

実践発音

「実践発音」は、英文の音読を通じて総合的な発音力を鍛えていく教材ですので、もっとも効果の高い教材と判断しました。

シンプルに述べますと、「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」に登場する英文をもう少し長くした英文をレッスンしていきます。

「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」は総合的に発音の練習ができるのでおすすめですが、1つ1つの発音について正確にレッスンするためややくどいです。

一方、「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」は、1つ1つの発音に注意しつつも英文をたくさん読む練習ができるので、もっとも効率が良いと感じました。

また、シンプルな音読に加えて、タイムトライアルシャドーイングも行うため、レッスンが終わるころにはレッスンでやった英文に関して正しい発音でスラスラ読めるようになっています。

従って、発音をもっと良くしたいと思っている方は、「実践発音」のレッスンを受けるのがおすすめになります。

感想

講師による差が大きかった

この4つの教材を検証した際に感じたことは、「講師による差が大きかった」ということです。

これらの教材については、講師が私の発音ミスに気づき修正してくれる能力があるかがカギとなります。

講師によっては、私の発音について「good」というだけであまり指摘しない方もいましたし、優れた方はこと細かく間違いを指摘してくれました。

従って、次の章では講師の違いによってどこまでレッスンの質の差が生じるのかを検証してみました。

講師による効果の違いを調べてみた

発音のレッスンは講師による差が大きいことを感じましたので、の講師による発音学習効果について検証してみました。

なお、検証をする際には「実践発音」の教材を用い、「実践発音」に対応できる様々な国籍の講師の方のレッスンを受けた上で判断しました。

結論:アメリカ人講師を選ぶべきです

・アメリカ人講師は細かい発音ミスを聞き取ることができるため、適切に指導してくれる

・ノンネイティブは細かい発音ミスに気がつかない

・ノンネイティブでもリンキングのミスには対応できる

ズバリ、「アメリカ人講師を選ぶのがおすすめです」というのが結論になります。

今回は、アメリカ人(2名)、カナダ人、フィリピン人、南アフリカ人の5名の方のレッスンを受講しましたが、細かい発音の指導をしてくれたのはアメリカ人講師の方だけでした。

一方、フィリピン人や南アフリカ人といったノンネイティブの講師でも、リンキングや簡単な発音ミスに関しては指摘をしてくれました。

しかし、彼らでは細かい発音の指導はしてくれませんでしたし、彼らの発音もアメリカ人に比べるとスムーズとは言い難いため、発音のレッスンを受けることにおいてはアメリカ人を講師に選んだ方が良いです。

それでは、検証していった結果を1つ1つみていきましょう。

講師1:アメリカ人講師

・国籍:アメリカ

・評価値:4.88

・総レッスン数:459回

・講師の印象:細かい発音のミスをチェックしてくれた

*評価値:レッスンを受講した際に表示されるのネイティブキャンプによる講師の評価を表す数値のことです。

*総レッスン数:講師の今までレッスンしてきた回数のことです。

アメリカ英語の発音に関してはアメリカ人が適切だろうと思い、男性のアメリカ人講師を選びました。

この方は、割と淡々とレッスンをこなすタイプの講師でしたが、印象に残ったのは「rags」の発音です。

講師の方曰く、私の発音だと「lags」に聞こえるということで、ここに関してはガッツリ指導してもらいました。

どうやら、私の発音だと少し「r」が軽めに聞こえるようで「l」みたいな発音になっているとのことでした。

さすがアメリカ人と言ったところで、私の発音の弱い部分を欠かさず見抜いてきましたね。

この講師の方によるレッスンはとても勉強になりました。

講師2:カナダ人講師

・国籍:カナダ

・評価値:4.88

・総レッスン数:6,315回

・講師の印象:キレイな発音の方だったが発音に関しての指導は少なかった。

続いて、ネイティブであるカナダ人講師のレッスンを受けてみました。

さすがネイティブということで、スムーズでキレイな発音で聞き取るのが結構大変でした。

一方、発音のチェックに関しては期待していたほどの指導はありませんでした。

指導があったのはリンキング(音と音を繋げること、例:It is を i-diz と読む)と根本的な発音ミス(liquorをリキュールと読んでしまった)だけで、先ほどのアメリカ人講師のようなrとlの違いを指摘するようなことはありませんでした。

講師3:フィリピン人講師

・国籍:フィリピン

・評価値:4.90

・総レッスン数: 19,331回

・講師の印象:発音に関してはほぼ指摘なし

ネイティブキャンプにはフィリピン人講師の方が多く、わかりやすく丁寧な指導をしてくれることが特徴です。

今回は、フィリピン人で評価値が高くレッスン回数が 19,331回豊富なキャリアを持つベテランの方を選んでみました。

とても優しくやりやすい方でしたが、肝心の発音に関する指摘はあまりありませんでしたね。

指導というよりかは、マニュアルとしてリンキングの練習をしようとチャットに発音の仕方を書いてきたくらいで、基本的には私の発音に対して「good」と言っていただけでした。

私としては「can’t」の発音が苦手だったので何か言ってくるかなと思っていたのですが、特に何もなく平和に終わりました。

講師4:南アフリカ人講師

・国籍:南アフリカ

・評価値:4.96

・総レッスン数: 2,153回

・講師の印象:発音に関してはほぼ指摘なし

ネイティブキャンプには南アフリカ人講師の方も多数在籍しています。

南アフリカ人講師は、フィリピンと同様にわかりやすく丁寧に教えてくれるのが特徴です。

しかし、この方もフィリピン人の方と同様に細かい発音の指導は特にありませんでした。

指導してくれたのは、リンキングのみでしたね。

ここまで色々な講師のレッスンを受けきて、ノンネイティブでもリンキングについては指摘してくれるのだなと思いました。

講師5:アメリカ人

・国籍:南アフリカ

・評価値:4.85

・総レッスン数: 222回

・講師の印象:細かい発音ミスについてバシバシ指導してくれた

ここまで色々な国籍の講師にレッスンしてもらった印象では、アメリカ人の方が1番発音の勉強に適しているなと感じました。

これが本当かどうか調べるため、再度違うアメリカ人講師のレッスンを受講してみました。

なお、今回は評価値が4.85、総レッスン数が222回とやや未熟そうな講師の方を選んでみました。

結果としては、細かい発音ミスについてバシバシ指導してくれましたね。

例えば、「police officers」は「officers」の「o」をもっと強く発音しろとか、「another」の発音が違うとか、「 a little shaken」の「little」の発音が悪いとか。

さすがアメリカ人講師ということで、全体的なレッスンには荒さはありましたがかなり発音の勉強になりました。

以上、様々な講師の方とレッスンしましたが、アメリカ人講師を選ぶのが良いというのが私の結論になります。

【対象者別】効果的なレッスンの選び方

ここまでで、それぞれの教材の特性や講師の選び方についてご紹介してきました。

しかし、では実際にどうしたら良いの??となると思いますので、この章では対象者別に効果的なレッスンの選び方についてお伝えしていきます。

のどの教材を受けるべきか悩まれている方は参考にしてみてください。

英語が苦手な方

・講師:アメリカ人

・おすすめ教材:発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –

・併用教材:日常英会話初級コース

・補助教材①:発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –

・補助教材②:発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –

初心者の方や英語が苦手な方向けのおすすめなレッスンは、「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」「日常英会話初級コース」の併用です。

上述したように「発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 -」「発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 -」はメインの教材としてやるには非効率ですので、補助教材として使うのが良いです。

例えば、「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」を順番にこなしていく中で、「リンキングが苦手だな」と感じたら、「発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 -」のリンキングのレッスンを受講するのです。

発音のみのトレーニングであれば「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」だけでも良いですが、実際の英会話の中で発音をキレイにしていく練習も必要ですので、「日常英会話初級コース」と併用するのがおすすめです。

「日常英会話初級コース」は初心者向けに基本的な英会話表現を学ぶことができるようプログラムされており、難易度が低めで取り組みやすいです。

この教材のレッスンを受けつつ、「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」で学んだ発音を活かしていくとさらに上達していくでしょう。

スピーキングを向上させたい方

・講師:アメリカ人

・おすすめ教材:実践発音

・併用教材:スピーキング、フリートーク

・補助教材①:発音トレーニング 基礎 – アメリカ英語 –

・補助教材②:発音トレーニング 発展 – アメリカ英語 –

スピーキングを向上させたい方は、「実践発音」に加えて「スピーキング」や「フリートーク」を併用するのがおすすめです。

「スピーキング」は、レッスンごとにテーマが設定され、そのテーマに沿って物事を説明するようなレッスンが中心です。

例えば、レッスン1ではヘルメットの名前と機能について英語で説明するよう求められました。

「スピーキング」により細かい英語表現を学ぶことができるため、「実践発音」で得た発音を活かすにはもってこいの教材といえます。

同じ理由で、「フリートーク」もおすすめです。

「フリートーク」はトピックを決めた後は自由に講師と話すため、英語によるコミュニケーション能力が鍛えられます。

この教材でにおいて「実践発音」で得た発音を話せるようになれば、実際に外国人と話すときにも良い発音で話すことができるようになるはずです。

各教材のメリットとデメリット

この章では、本記事で紹介したにおける4種類の発音教材のメリットとデメリットについてご紹介していきます。

1つ1つみていきましょう。

発音トレーニング 基礎 & 発展

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メリットデメリット
単語ごとに発音練習ができる英文を読む量が少ない
難易度が低いためレッスンが受けやすいこの教材だけでは発音を良くするのが難しい
類似音の練習もできるややテキストの内容が退屈
発音トレーニング 基礎 & 発展のメリットとデメリット

「発音トレーニング 基礎 & 発展」は、1つ1つの発音を丁寧に練習することができるのが強みです。

一方、単語における発音の練習がメインであるため、長い英文の中で習った発音を活用していく練習ができない点がデメリットになります。

発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 –

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メリットデメリット
総合的に発音の練習ができるやや難しい
自分の弱点を明確にできるやや英文量が少ない
発音トレーニング 基礎 & 発展よりも楽しい講師による差が大きい
発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -のメリットとデメリット

「発音トレーニング 実践 – アメリカ英語 -」は、総合的に発音の練習ができることが強みになります。

一方、「発音トレーニング 基礎 & 発展」に比べて難易度が高いため、英語が苦手な方には難しい内容である点がデメリットになります。

実践発音

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メリットデメリット
総合的に発音の練習ができるやや難しい
英文量が多い講師による差が大きい
タイムトライアルやシャドーイングが効果的集中力が必要
実践発音のメリットとデメリット

「実践発音」は、総合的に発音の練習ができるのが強みになります。

一方、総合的な問題が多く、発音ミスに気づいて指導ができるかどうかがポイントですので、講師による差が大きく出る点がデメリットになります。

まとめ

さて、本記事をまとめますと・・・

発音教材における効果の検証結果

・効果の高い教材:実践発音

・おすすめ講師:アメリカ人

最後までご覧頂き有難うございました。

本記事を参考にしつつを有効に活用してみてくださいね。

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なお、ネイティブキャンプに関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

・TOEIC800点
・東京大学大学院卒業
・企業の理系研究員
・米国に出張経験あり

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